ENDING NOTE

その腕は私を抱きしめる為のものじゃない
その優しさは私を癒す為のものじゃない


このまま誰のものにもならずにいられたら
そのままいつか終わりを砕けてしまえた時は

そっと近づいちゃたわない
君が逃げずとも引けない
剥がす一枚が灰に変わるまでは思いの限り あぁ…

閉じかけた切り傷が垂らすは甘い甘い
意図してた愛しい手が伸ばされた先は
その探してた未来図に近い距離だろうか
さよならは早まるな 取り乱す これは ENDING

いまさら誰のせいにもしないでいられたら
あのまま続きを開き繋げさせやしなかった

だって何てのは聞けない
待って何てのも聞けない
なぞる爪が鳴らす床の下にはもう何もないのさ なぁ…

解けてく唇が漏らすは甘い甘い
いり込んだこの先で泣かされてればいいぜ
触れ合えたはずなのに急かすよな言葉は
取り乱すさよならで乱れてく

そもそもが間違いだった
書き綴られた話の終わりを君は知ってた

間に合わず手をつけたのに伸びた爪が邪魔して
その時はじめて自分を恨んだ

今日までが間違いだった
訂正された話の続きは俺が知ってる

幸せにも手にかけたのに広がる染みが望む
その時はじめて君を奪うんだ


その腕は私を抱きしめたままじゃいられない
その全ては私を食べる以外で守れない


だけど何てもう言えない
せめて何てのも言えない
なぞる爪が鳴らす床の上にある君で最後だ さぁ…

閉じかけた切り傷に爪を当てて裂いて
意図してた愛しい手も爪を立てて応える
これまでも これからも君の思いどおり
繰り返す思わくで振り回される

暴かれた新鮮な中身は甘い甘い
いり込んだこの先は堪らない味がする
さよならは完璧だ 誰も気付けやしない
急かすような本心は言葉を無防備な微笑みは最後を覆す

幸せな ENDING NOTE




2014.02.15
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