#name1#

さよならのつもりかと目を疑うような
止められたその指でなにを触るんだ?
責められる謂れなどないと目を逸らし
離されたその指はなんの為にある?

何年も無駄にして 文字もかすれて
つぎ込んだ時間に値段はつけれない
だから もう一度 何度でも繰り返すだろう
話せない思いを軸に嘆く怠惰
乾く目も濡れる目も最後は俺のものだから
右じゃない 左でもない 直ぐ目の前

名前を変えた時の違和感にも馴れ
こうして繋がること それしかなかった
一つ思い募れば二つ傷ついて
だから投げ出されると思わずいたんだ

何人を無駄にした?何の為に殺してた?
手をつけて迷い箸も目を覆うような仕草
その脳は変わってく 思い出を刷りかえるほど
ありもせん名前を呼べば まだ振り返る
記憶した記号さえ#name1#の指にかかっていて
消す事も消される事も同じ恐怖

雪が積もるけど どうせ溶けるように
照らしてみても どうせ陰るように
いつだかに#name1#は気付くんだ
このまま生きて 実のない事実

桜が咲けばなんか嬉しいし
散りぎわ走り 踏めば 懐かしむんだ
さよならは受けといてやるが
あと百年は画面越しのまま

その否定は変わってく 思い出を刷りかえるほど
ありもせん名前を呼べば まだ振り返る
#name1#はもう一度 何度でも繰り返すだろう
話せない思いを軸にきっと嘆くんだろう

#name1#が笑うほど俺が泣けるように
かざした手と手 どうせ触れんように
いつだかに俺が気付いてた
このまま生きて 実のない事実

桜が咲けばやたら苦しくて
目を背けても#name1#は変わらないんだ
長生きの先の幸せよりも
一瞬を賭ける#name1#が好きだしな




2014.02.08
inserted by FC2 system