Пoka

箱で頑張る姿が酷く痛い君へ僕から嘘を送ろう
頑張り疲れた脆く弱い君の傷を広げてあげよう

そして次に最前へ立つ日が来る頃
もう立ち向かう気にもならないよに
やかましい唇は塞いでしまおう
酸素も何も取り込めないよにね


何て夢を見てたような夢ではないような曖昧な記憶のなか
キミに託してた俺の言葉と意思 何だったかわからない


そして誰もいなくなった?わけがないのにさ
聞いてくれるはずのキミがいないから

今更 引き返す事もできないのに
別に特に意味ねぇし とか馬鹿すぎるな


あれだけ言ってたのに 忠告していたのにね
どうして君は守らないのかな?
そんな事してたら席を取られちゃうかもね
僕の席は譲らないよ キミでも


次に 頑張る姿が酷く痛い俺は最低な奴なのだろう
人の上に立ち 土足で足踏みを 違う 俺のせいじゃない


そして言い訳がましい嘘ばかりのキミも初めはこうじゃなかったんだから
君は許すでしょ?きっと許すでしょ?甘えさせたのは君だもんね?

そうして残った席に座り損ねた
君の複雑な表情 足が竦む
でも立ち上がるつもりはないんだけど
そんなでもキミの事が好きさ 本当に 嘘じゃない


「目出度いお前らにはわからないだろうさ
 でも答えてさしあげようかね
 それは間違いではあるが容赦なんていらないさ
 どうせ最後はいつもそう…」


そう でも あれだけ言ってたんだ
約束していたはずで 守らないのは夢だから?

何て都合のいい夢だろ そんなわけがないだろう
その為だけに消えたのは君さ


でも 大切な夢だから 大切な君だからと
今更 立ち上がったのは

僕が間違えていたからで 君を失ったからで
ただでさえ弱い僕を もう許して
ただでさえ脆い俺を もう選んで



2011.05.09
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