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十四、五 幾年のツケ 巡り巡って元の鞘
右向け右の定義で撒き散らす提示欲の唾
さよならと一人、二人 去り行く背中 見送って
どこぞでいつか会えると流し放した時
覚えある現実 僕は僕を哂う
『同じ事にするつもりなの?稚拙な愛しさを…』
嘯くのは 意図したのと違う将来の逆恨み
例えれば例える程 見苦しくなるが構わない
いつかの話をして何が変わるわけでもないと
わかるけど 追いつけない
流れに逆らう亡霊
『今以上に何を望む?得た者に笑み向けながら』
遠のく如何様の地図 広げた上で踊ったゴム
関心 向けられる事 それが怖くて堪らずに
信じる事などできず申し訳なくなる
「退屈なものだ」と愚痴 溢す衝撃
俺が笑えば 君が笑い 隠れ泣き腫れた目「 」
悲痛な声に耳 塞ぐ
『届かないもどかしさは嫌だ』
君がくれた温もりと言い分を犯す日が来るまで
じっと待とう 幾日でも
これ以上 失くすものがない
『複雑な気持ちだろう?優先は依然 君だ』
目に余るのは 傷残す程の勇気
「頼まれても誰がやるか」と拒み続けたのは…
悲痛な声が耳塞ぎ
届かないもどかしさが まだ半分にも満たない と
君が自虐に走ってるから
「届かないもどかしさじゃ足りない」
2012.11.08
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