Keep Only One Love

いつも君の瞳には液晶の向こうだけ映る
つまらない現実はいらない そう言われているように感じた
わざとらしい苦笑いで気付かれるように覗き込めば
これでもかと笑う君の瞳に映りたいが為の感情

もしここで引いたなら…
もし俺がヤツならば…
押し寄せる感情は君に言えずに膨らむ

目が合うとそらしてしまう反射神経
可愛げのない俺を可愛いと言う
素直になれずにいるけど本当は君の言葉一つに舞い上がる

冷たくあしらっても気にせず笑う
可愛げのない君を可愛く思う
どんなものよりも欲しくなってしまう
君という 人 のそのすべてを

少し黙り込めば気にして顔を覗く君が
手放した携帯に映った待ち受けに顔がにやけてく
今ならば そう思うも 君を赤くしておきながら
「友達だしな」何て笑って無神経に言葉つまらす

もしそれが嘘ならば…
もしそれが本当なら…
どちらでも構わない 十秒前に戻りたい

過ぎて行く電車を見送り話した
過去とか未来とか現在とかの話
隣でどもる君が胡散臭くて
夢でも見てるような気がしてる

俺を見上げる君と瞳が合うたびに
シケた顔してまた瞳をそらしてしまう
まだ触れないままの君の唇にいつか触れるときが 何て思う

目が合うとそらしてしまう反射神経
可愛げのない俺を可愛いと言う
素直になれずにいるけど本当は君の言葉一つに舞い上がる

思ってる事と反対ばかり言う
可愛げのない俺が本気を見せて
「君が好きだ」と言えば本当は君が取り乱してくれる気がしてる




2012.08.13
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