Too bad...

流れる星と それを眺める女と
透けるシーツの下に隠された
肢体の某事情

気だるい声で告げる
「もう飽きたでしょう?」

つまりは Say good bye.
まだ期待してただけに傷は広がる

奴も知らない声で乱れて
俺の下で魅せる素顔
溜め息吐く暇ないだろ
話は聞こえたさ
得意だろ 空気読むのも
慣れただろ 俺の身体も
恥らうように隠してどうする?
『over and over again…』

惹かれあう想い何て信じない
寄せた身体の方が解り易いから
張り付いた長い髪の毛を掴み
このまま帰さない事もできるのだと

秘密にしてた事を謝るような態度
その秘密なら
最初から知っていた…

情けないほどに
ソレを許してしまう甘さ
夢中にさせる裏も
見抜いておいて

まさか数知れない出会いの中
広げた手に止まったのは
気になった そんなんじゃなくて
"どうでもよくなっていた"だけ?
放し飼いにしてた奴を
問い詰める宛てもないけど
繋げたまま飼わないなら
帰る必要も用もないな

抉じ開けたその胸のドアの鍵を
寄せた身体の熱で溶かしてしまえば
無秩序で簡潔にまとめられた
本能で求めてくれればいいと思った

惹かれあう想い何て信じない
寄せた身体の方が解り易いから
張り付いた長い髪の毛を掴み
このまま帰さない事もできるのだと

抉じ開けたその胸のドアの鍵を
寄せた身体の熱で溶かしてしまえば
無秩序に完結へ結びつける
流れに任せたまま考えないでほしい

流れる星と それを眺める女と
透けるシーツの下で塗り替える
肢体の某事情




2012.05.04
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