吐き気

間違えたんだ まず一歩
たとえば そんなほんの一歩
出会う手前で そうだきっと
踏み止まってたら きっと

高鳴るような下位の嫉妬
止まるような故意の一途
進む手前で愛の尻尾を踏みつけた

一番になれはしない
それはべつに言われたでもない
ただ俺だけを見ていてほしい 目障りさえ映さずに

雪崩れるように押しつぶされた
根拠のない自信がついてまわる
俺が俺の為だけにできる事を音楽にもしてやれるはず

上げてく側にまわってみても
はぁ…
いつも吐いてばかりだ
どれだけ満たしても満たしきれない欲深さに呆れそうだ

夢に見たんだ前に一回
誰だお前は なんて一回
無数の前で そうだ一体
叩かれたんだ もう目一杯
助けはないし
今日もいっぱい逆らうように
あーもいっか

笑われたって この一生 吐き続ける

音楽とよく似てるだろう?
そ知らぬ顔して受け流す
そんなふうに下されるような御感想に意味はない

意識の中を無意識で鳴る俺のじゃない音に苦しめられる
好きなはず
だって好きなはずだった
いつも助けられていたはずだろう

受け取る側に戻ってきたら もう二度とここに戻れない
殺されるようなもの
音楽そのもの に その俺は殺されるだろう

何かは変わるだろう
どこにだって行けもするだろう
いつかは消えてなくなるだろう
なのに止められずにいる

愛していたって二人でいたって
この孤独はきっと消えたりしない
寂しい?なんだって?冷たい?なんだって?
そこらじゅうに好きが溢れてるだろう?

意識の中を無意識で鳴る俺のじゃない音も殺しにかかる
まだ生きたい
もっと吐き出したい
だって邪魔されずにいれる場所はここだけ

あんなに好きって言えてたはずだろう
二度と戻れはしない
苦しいだけなのに吐き続けてる
なんで止めずにいるんだろう




2018.12.02
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