第三者

自分だけでも守れ
分以外だと守れない
自分だけでも守れ
自分さえ守れないのか

自分だけでも守れ
自分以外守れない


口が利けないでいるより
飲み込まれた本音のように泣き喚かれる方がいい
期待は知れない


自分で望んで得た飯事だろう
なぁ ジっとしてりゃいいよな

誰かが守ってくれる気でいて手放した未来

胸に抱いて微笑んで
押し付け先をまだ必死に選んでる
お伽のような 夢のような
愛が 絆が 家族が 個性が

日が暮れても帰らない
歩く街は今日も静かに迫ってる
見てるだけで何もしない
それのどこに非があるのだろうか


同じような目に遭ってしまえよ
なきゃされるわかってても
自分もだったから妬けてくるんだろう


できもしない大口の疲弊
当たり前で擦り切れてく
立場の配置を待つなら文句を言うなよ


自分で望んで得た配役だろう
なぁ いっそ吐き捨てるように

ダシに使えればいいと思ってきたんだと泣けよ

手を繋いで寄り添って
疑う先をまた必死に探してる
映画のような 歌詞のような
君に 希望に 約束に 世界に

目がくれて もう帰れない
見ていたつもりだと自分を守っても
ない居場所には帰れない
それは何かおかしい事だろうか


手は貸さない
平等でいようと言い換えながら連鎖して
もう根が深すぎるから祈るばかりだろう


なぁ 同じような目に遭ってしまえと

随分ともう昔に俺達は

時分だけでも守れ
時分さえ守れないから

時分だけでも守れ
時分以外守れない




2017.02.02
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