奢罪の王様

ムキになるなよ 本気で怒るなよ
頭下げて謝るけど吹き出しの中は空欄

例えのような例えばで何度 説明されても
実話である事に嘘なんてないぜ
真面目に怒鳴られると笑えてくる

過ぎた言葉を口々に
暇を持て余しているのか?
奇遇だ と背中に投げつけて
その勢いでそこから落ちろ

何に対して それは誰に向けて
説明をしてもしなくても吹き出しそうなのは同じ

馬鹿にしてる とまた重ね重ね勝手が悪いな
あくまで俺の中ではにすぎないと
何度も言ってるだろ 心の中で

度がキツすぎるような
そのお目がねに適わないのも致し方ない

夢は夢のままで 蟻も蟻のままで
放っとけ そんなんクソどうでもいい
君が君のままであるなら

梅雨明けごろの夏ばてもまだ来ないようなうちから
逆上せた罵声が飛び交うのもありか
どこまで行けど俺は誤るだけ

過ぎた記憶をグチグチと
暇を持て余しているのか?
謝ればなかった事になる
んなわけなくても好きなんだろ?

過ぎた時間は刻々と更に進んで まだ止まらない
謝るぜ 誤りたいだけだ
自己満足 ここに極まれり




2016.07.04
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