ヒューマンエラーに告ぐ
もういいぜ 隠れてないで
どうでもいいと笑顔で言ってしまえよ
いいものはいいと認めちまえ
楽になれるぜ
俺は趣味じゃないがな
崖に向かう愚行も その一歩先の平等も
落ちてしまうから同じだな
手取りがバイト以下であるように
もういいか 重ねてないで
誰でもいいと煽りで言ってしまえよ
見つめられたら
息が詰まるくらいの目で見ろよ
泣いて何てない何てない
苦しみや悲しみで蝕まれて生きたから
俺の気持がわかるのだと
流行病を持ち込まないでくれ
抱きしめたから離さない
だからこのまま死のう
君は俺の何だろう
苦しみや悲しみを逆手に生きた君なら
人でいたいとは言わないだろう
俺の気持だってわかるだろう
だけど泣き虫で理不尽でわがままな君は人
望まずも動いてる左心房
ダラダラと生きていたいか
錆びたような頭めがけ墨をぶちまけてやりたい
僅かな一生 虫の息
死に損なうならば一層
俺がいたことは君がいたからってことにしたい
2016.03.10
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