ラクサスの天秤
後ろめたさは感じてたんだ
移り香を抱きしめて抱いたんだ
相手の瞳も見抜いてイったんだ
でも止められない深夜
しょうがないと口惜しかったんだ
傷つける事わかってたんだ
"最後は中に出して"のんだんだ
後戻りできん深夜
茶番の終わりに向けて加速する程
物足りない現実が責めて君を呼ぶ
いい加減なプライドからボロボロ落ちてく錆の音に
傾けた耳をくすぐる声で寂しさ紛らわす
愛してくれ は願い損だった?
誰か他がいるとか そんなんだ
君の肌に触れるとどうなるんだ?
日ごと増す そんな深夜
上辺だけでも応えちゃったんだ
残り香の洗濯でバレたんだ
相手の芽は摘み取り終えたんだ
で 求められない深夜
起てたフラグが反れてどうなった?
焦りで口滑らせこうなった
"理不尽じゃね?"とキレて怒鳴った
君の目が見れん深夜
"つべこべ喧しいな"と抱きしめた時
流れ出す涙 とめどない 君の悲鳴
いい加減な天秤から諸々 落とした金の目に
悪い頭をグルグル回せど答えは出ないまま…
君と俺の関係を考えた時
間違いに気づけたとしても君がいない
いい加減なプライドからバラバラにされた俺なのに
開けたドア すぐ目の前に君が見えるといつもの俺になる
ラクサスの天秤のツケ払う気もなしに手に入れた
君の凍てつく言葉は裏腹 ホント紛らわしい…
与えたエサは俺自身だった
なのに君が触れずにこうなった
やれるとこまでやればどうなるか?
大胆だ そんな深夜
2015.03.14
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