倒れ込んだソファーの先で
だけどじつはすごく触りたい
だけどじつはとても忌まわしい
なのでいつも君には言わない
どんなふうに思われていてもいい
何気ない秘密で眩ませて
君が俺を好きにならないのなら
俺も君を好きにはならない
相思相愛ってやつさ
思い思いの感情があるなら
あぁ それもアリでしょ
繋ぎとめられるほど口が上手くないこと
あぁ 気がついて
世間もいうほど気にしてなどいないし
今 それどころじゃないから
この髪を解き終えたら遠慮しないぜ
もう 君を抱く
なんでいつもこんな妬ましい
ときにすべてズレてく 虚しい
変えて透けて見えるこの気持ち
どんなツケを支払わされてもええ
一つ年老いてく度 思う
心通わせる半年と半生
どれほどの違いになるのかを
君も親で見てきたんやろ?
思い思いの感性があるから
なぁ これもアリやろ
見違えるほどの進展なんてないし
ねぇ よく見て
宛らながらで聞く耳もつのなら
もう 最初からせんといて
その髪が白くなる手前で決めるよ
あぁ いじわるさ
思い思いの感情があるなら
もう 俺もアリでしょ
繋ぎとめられるのを口にして笑った
なぁ 気がついて
流されながら 都度 手を払わないで
さぁ 最初から聞かせてや
その髪を解き終えたら遠慮しないで もう 君を抱く
2015.01.19
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