memoiren gift

もうすぐ君が消える
赤い歯をカタカタ鳴らし鳥のように羽ばたくんだろう
ザラつく肌を抱いて止まない雨の中 走り出す
君は落ちていく感想を俺に問いかけ笑ってみせた
こんな 雪何て降らん土地で期待寄せ 好きなようにちかづいて
まだ少し季節外れだからって 頷きゃしないけれど
これからの毎日がいつの日にか実を結ぶとしたって
そこに俺はいない気がするから思い出をあげたい

もうすぐ俺も消える
紅い葉をカサカサ鳴らし足元を見たりすれば鳥肌もたつだろう
冷夏だった事で君は気をよくしていて
落ちていく暖色の乾燥を踏みつけ笑って言った
ずっと来年も 何年先であっても すぎる幸せ はなくて
いつだって どこにいたって
もう変わらない 曲げられないものがある
これからの毎日がいつの日にか目覚しく変わっても好きなんで
単純な気持ちだけは変わる程でもない

Ich will mit Ihnen sein.

相も変わらずに季節は変わって
落ちていく談笑と観想を踏みつけ笑うから
俺は来年も 何年先で出会っても通り過ぎはしないから
いつだって どこに立っても見えるよう 俺も君を見ていよう
これからの毎日がいつの日にか目覚めてすぐ終わっても
好きなんて単純な気持ちだけは終われるものでもない




2014.09.04
inserted by FC2 system