ずっと終わらず続けばいい

その身体を巡るもの
左比重 傾きつつ生えた足と両腕は合わせて四本

「これじゃ足りない」

白い紙に浮かぶ地形 描かれたまま受け入れられず
後先よりやればいい 手広く伸ばす 損はさせない

誰かが俺のした事について責任をとるわけでもなし
どこかで交わる事すらないぜ
どこも皆してるだろ

『あぁ』

さぁ 指折りをする暇もなく陸に向けて進め
心配なんていい 足りなきゃ切り分ければいいさ
いつか夢が覚めようと俺のしてた事は続く
今もそこで見てるんだろ 触れたい先は絞れない

一人芝居 使う者 名前の檻 畳み掛けて
蔑む目と羨望は合わさり一つ

「どれもやらない」

やりたい様にやった結果だけじゃ
見えない真相もあるんだ
どのみち避けては通れないから今はこのままでいい

『あ、あぁ』

さぁ 逃げ道を塞ぎ倒せよ 急がば回れだろ
退屈なんてない 舌なら五 六枚はあるぜ
これが夢の途中でも与えられた概念は続く
たとえいつか悔やんでも今はそれを省みない

山積みの問題を全て俺の為したせいにして
何もできなかったクセ吠えてくる
扱いは雑じゃなかったはずだよな

『あぁ…』

さぁ 逃げ道を塞ぎ倒せば美味い言葉に踊る
どこかで誰かが言う

「一人は楽しすぎて困る」

懐かしむ事に囚われ 人は消えて 増えて
俺には真似できない 続きはまた一人でやるさ
どんな夢を見させても称えられたものなんかじゃない
気が触れても障っても 皮肉る口は閉じれない




2014.03.26
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